ORTHODONTICS

矯正歯科

矯正歯科について

歯並びやかみ合わせが悪い状態を「不正咬合」といい、治療を通じて正常な状態をめざすのが矯正歯科です。歯のでこぼこ(叢生)やすきっ歯、出っ歯や受け口などの問題を放置していると、見た目以外にも発音や消化吸収の支障などが原因で、全身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
より患者様の症例に合わせた治療を提供するには、事前の検査が欠かせません。当院では精密な検査にこだわり、お顔の正面や横からレントゲン写真を撮影し、口腔内写真やお口の模型など、治療に必要なデータを集めていきます。その上で、歯の大きさや顎の発育具合、歯並びやかみ合わせの現状などを明らかにし、治療計画を立てます。
矯正治療は長期間に及び、自費診療である点も考慮し、すぐに決断せずご家族とご相談してから決められることをおすすめしております。当院が無理に決断を促すようなことはしません。ご相談がある場合はアドバイスも可能ですので、遠慮せずにお申し付けください。

歯並びの改善は全身の健康にも繋がる

歯並びはお口の中の健康だけでなく、心と体の健康に大きく関係しています。

歯の最も大切な役割はものを食べることです。歯並びが悪く咀嚼機能が低下してしまうと胃腸障害の原因にもなります。また、噛む刺激が脳に伝達し、体の成長にも大きく影響します。
歯並びが悪いと食事後の歯磨きで汚れを取りずらく、細菌の巣であるプラークや歯石が残り、虫歯や歯周病の原因となり全身疾患につながります。

矯正歯科のメリット・デメリット

メリット

  • 01

    笑顔に自信が持てる

    歯並びが整うことで、お顔全体の印象が明るくなり笑顔に自信が持てるようになります。

  • 02

    横顔が美しくなる

    特に前歯の矯正であれば、鼻と口に高低差が生まれ、鼻が高くなったように感じることがあります。

  • 03

    虫歯の予防になる

    歯並びを整えることで、今まで磨きにくかった場所も磨けるようになり日頃からケアをしやすい口元になります。

  • 04

    歯周病の予防ができる

    歯の隙間をなくすことで、歯周病の病原菌が住みやすい場所を減らすことができます。

  • 05

    発音しやすくなる

    歯並びの矯正により、お口の中の機能が向上し、発音しやすくなります。

  • 06

    快適な食事ができる

    噛み合わせが合うことで食べ物が噛みやすくなり、消化もしやすくなります。

デメリット

  • 痛みが出る場合があります。
  • 装置によってはしゃべりづらさを感じます。
  • 自費治療になるので費用が掛かります。

不正咬合の症状

  • 上顎前突(出っ歯)

    いわゆる「出っ歯」として知られている症例です。遺伝的要因と後天的要因に分かれます。特に後天的要因としては、幼年期に指しゃぶりが続いたり、前歯を舌で押す癖があったりするとリスクが高まります。

  • 反対咬合(受け口)

    反対咬合は下顎が上顎より前、もしくは下の前歯が上の前歯より前に出ている状態です。「受け口」とも呼ばれています。原因としては、遺伝的要因や指しゃぶり、口呼吸などが挙げられます。

  • 空隙歯列(すきっ歯)

    顎が大きい、もしくは歯が小さいと歯と歯の間に隙間が生じます。これが空隙歯列(すきっ歯)と呼ばれている状態です。また、前歯2本に隙間空いているのを「正中離開」と言います。

  • 叢生(乱ぐい歯)

    歯の生え揃うスペースを確保できず、バラバラに生えている状態です。八重歯も叢生の一種となります。かみ合わせのバランスが悪く、汚れも溜まりやすいので矯正治療が特に必要となる症例です。

  • 開咬

    奥歯で噛んでいるのにも関わらず、上下の前歯に隙間が生まれている状態を開咬と呼びます。ぽかんと口を開けた状態になりやすく、奥歯に過度な力がかかるので早期に改善する必要があります。

  • 過蓋咬合(深い噛み合わせ)

    上の歯が下の歯にほとんど覆いかぶさっている状態です。かみ合わせが深すぎるため、歯ぎしり、食いしばり、顎関節症などの発症リスクが高まります。

矯正歯科の種類と比較

種類 ワイヤー矯正 マウスピース矯正
見た目 目立つ ほとんど気づかれない
異物感 装着当初は感じる あまり感じない
ブラッシング 難しい しやすい
治療費用 比較的安い やや費用がかかる
治療期間(個人差有) 2~3年 2~4年

抜歯について

矯正歯科においては歯の動くスペースを確保するため抜歯をすることがあります。しかし、「健康な歯を抜きたくない」と矯正歯科に踏み切れない方も数多くいらっしゃるかと思います。当院では、出来るだけ歯を抜かない矯正を行っているのが特徴です。ただし、不正咬合の症状が強い場合は、抜歯も検討しなければならない場合もあります。治療前に精密検査をして、患者様にその必要があるかどうか見極め、しっかりご説明いたします。まずはご相談ください。

矯正歯科のよくある質問

マウスピース矯正は痛みはありますか?
ワイヤー矯正と比べると痛みは少ないです。しかし歯の移動に伴う痛みはあります。
ワイヤー矯正は痛いと聞いたのですが、どのような痛みですか?
歯を移動させるために、ワイヤーから歯に持続的な力が加わっています。装置の装着直後から2日程度は、歯が浮いたような感覚や痛みが出るかもしれません。ほとんどの患者様は、時間の経過とともに慣れていき、痛みも自然と治まりますのでご安心ください。
ワイヤー矯正で金属アレルギーがある場合は治療はできませんか?
金属アレルギーをお持ちの場合は、マウスピースを用いた矯正治療をご案内いたします。また、ワイヤー矯正の場合でも、金属不使用のブラケットやワイヤーのご用意が可能です。カウンセリング時にお申し付けください。

矯正歯科案内

ページトップへ